おむすびころりん

 

 

むかしむかし、ある村に、正直者のおじいさんと心優しいおばあさんが住んでいました。


ある日、おじいさんは近くの山に柴刈りへと行きました。
お昼になるころ、お腹が空いたおじいさんが、
おばあさんがこしらえたおむすびを食べようとしたその時、

 

「ぺったんしたい。ぺったんしたい。おむすびくりゃれんかい。」

 

と、どこからともなく可愛らしい声が聞こえてきました。

 

「はて、どこから聞こえてくるのかな?」

 

それはどうやら、小さな小さな穴の中からのようです。


不思議に思ったおじいさんが、その小さな穴におむすびを投げ入れると、
ネズミがひょっこり顔を出しました。

おむすびのお礼がしたいというネズミのしっぽにつかまって、たどり着いたのはネズミの御殿。
そこでネズミたちの楽しい楽しいおもてなしを受けたおじいさん。


帰りにはつづらのおみやげまでもらい、なんとも幸せな時間を過ごしました。

おばあさんの待つお家に帰ってつづらを開けると、そこにはキラキラ輝く小判がたんまりと、つまっていました。
その話を聞きつけた隣のおじいさんは、正直者のおじいさんのまねをして穴に無理やり入り込みますが…。

 

 

 

日本昔ばなしより
脚本:山本重男
演出:山本美智子
音楽:尾飛良幸
振付:恩田佳代子
美術:里森 恵

 <出演(声)> 司会のおねえさん/おじいさん(小川耕筰)/おばあさん(恩田佳代子)

しょうやどん(今村直樹)/チュー吉(大河内雅子)/黒子ダンサーズ/ネズミたち(ギニョール人形) 

上演時間約35分